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勉強方法

3年生のチャレンジテストは対策すべき?重要性は?

更新日:

6月の第4週あたりに3年生のチャレンジテストが行われます。
3年生はチャレンジテストの時期が1・2年生よりも早く
さらに中間試験・修学旅行・期末試験と時期がかぶっているため
あまり意識が傾いていない生徒が多く感じます。

3年生のチャレンジテストと定期テスト、一体どちらに重点を
おくべきなのでしょうか。

現役塾講師として助言できることをお伝えします。

1.時期的には最悪

私はそもそもなぜこの時期にチャレンジテストを行うのか
不思議でなりません。

前述しているように、2つの定期テスト、さらには修学旅行、
そして学校によっては体育大会や球技大会と被っており
勉強しづらいタイミングにわざわざ統一試験を実施する理由は
なんなのでしょうか。

おそらくは制度運用上…つまり役所の問題なのでしょうが、
学校によって勉強できる環境がかなり異なるこの時期に
チャレンジテストを行うのは果たして平等といえるのでしょうか。

全くもって理解できませんが、文句を言ってもテストは実施されます。
タイトなスケジュールなりにしっかり予定を立てて対策を講じる
必要がある
のは間違いありません。

それでは、定期テストと、チャレンジテスト、どちらを優先的に
行うべきなのでしょうか。

2.優先すべきは…

優先すべきは「定期テスト」でしょう。
学校行事が重なるので、授業回数も減ってしまうため、
テスト範囲は狭くなりがちです。

中間テストだと、英語なら多くても教科書20ページくらい、
社会だと多くても40~50ページ程度だと予想されます。

そこまで時間をかけることなく対策ができるので、
定期テスト対策はしっかり行うべきでしょう。
チャレンジテストの勉強のために、定期テストの時間を
つぶしてしまう…というのは誤った判断だと思います。

その理由は、チャレンジテストの難易度にあります。
チャレンジテストは難易度がそこまで高いテストではありません。
さらに記号問題も多く、ガッチリと対策をしていなくても
日ごろの定期テストの勉強をしっかりして点数を取っていれば
それに応じた点数を取ることができます。

さらに大阪府下の受験生徒全員の平均から評定の範囲を
割り出すため、内容が難しいのであれば多少獲得点数が
下がっても、評定に大きな影響を与えないからです。

定期テストの対策と、チャレンジテストの対策を天秤にかけて
どちらかが効率よく、効果的な対策ができるかを考えれば
範囲がしっかり指定されている定期テストであることは
間違いないでしょう。

このような理由から、まずは定期テストの対策をしっかりとしておくべきです。

しかし、チャレンジテストの対策もある程度は行わなくてはなりません。
特に、社会・理科など復習が欠かせない科目は、復習をしっかり
行わなければ、点数がガクンと落ちてしまい、評定に影響を与える可能性もあります。

今までの経験上、英語・国語は短期間の復習ではあまり大きな効果は期待できませんが、
社会・理科に関しては短期間の復習で大きな効果を期待できます。

チャレンジテストまで1か月程度の余裕があれば、
一日40分、社会20分、理科20分を毎日勉強することで、
チャレンジテストの成績を上げることは可能でしょう。

特に一問一答形式の教材を用いれば、短いスキマ時間を活用でき
効率よく時間を使いながら効果的に勉強することができます。

ぜひ活用してみましょう。

全教科に言えることですが、もしわからないところがあれば
学校や塾の担当の先生に尋ねてみるのが一番
です。

勉強は受動的にやるより、能動的にやったほうが
飲み込みが早いのは言うまでもありません。
自分だけで解決しようとするのは立派な心がけですが、
周囲の力を借りる、ということも覚えておきましょう。

しかしそれがどうしてもできない…という生徒もいるかもしれません。
そうした生徒は、学習用アプリなどで自己解決することもできます。
今や学習用アプリも我々からすると脅威です。
経験豊富な講師陣がアプリ内の授業に携わっているため、
クオリティもどんどん上がっています。

積極的に理解しようという志のある生徒であれば、
有効に活用できる
かと思います。
(受動的な態度な生徒には効果はあまり期待できませんが…)



このように定期テスト・チャレンジテストのために
できることはたくさんあります!

まずは定期テストの対策は時間をとってしっかりと、
チャレンジテストの対策は毎日のスキマ時間でこつこつと
を意識して行えばよい結果となるでしょう!

3.今が一番忙しい時期だと認識しておこう!

中学3年生になって間もないですが、塾講師の私から言わせると
この時期(4月~6月)が本当に忙しい時期です。

そして生徒たちは意外にもそれに気づいていません。
確かに受験はまだまだ先の話ですが、通知表は一学期から
つけられますし、チャレンジテストだってあります。
今頑張っておかなければ、結局今結果が出なかったことが
後々尾を引くような形になってしまいます。

2年生のときの通知表をもう一度見返してください。
1学期の結果と3学期の結果に大きな差はないと思います。
そこからわかるように、1学期の成績をキチンと取っておくことが
入試で一歩先に出るチャンスとなる
のです。

「受験は夏休みから」じゃ遅いんです。
もう始まっているということを意識して、この2か月間、
しっかり頑張っていきましょう!!

まとめ

3年生のチャレンジテストは重要か、というテーマでしたが、もちろん重要です。
しかしそれ以上に、まずは定期テストの点数をしっかりとること!
それを意識しておきましょう。

ほとんどの保護者も「実力」という言葉ばかりを意識しがちです。
チャレンジテストも「実力」を図るためのテストなのですが、
「実力」というのはそう簡単につけられるものではありません。

「月」単位、あるいは「年」単位で養っていくものだと理解し、
チャレンジテストに慌てず、今できることをしっかりとしていきましょう!

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