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入試対策 勉強方法

平成31年度大阪府高校入試の感想~国語編~

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更新が滞ってしまいました。
今年は私の受け持つ生徒が多く、11月に入ったと同時にバタバタとしてしまいました。

結果としてはそれなりに出せた一年でした(^^)

1.国語(B問題)

大問一


・漢字は読みが4題(誇る、企てる、翻訳、紛糾)と書きが4題(源、備え、往来、専門)難易度は以前より高くなっています。しっかりした対策が必要です。

・慣用句表現の出題は久しぶりです。「藪から棒」が出題されました。

・敬語表現の出題も最近ではなかった傾向です。尊敬語表現「ご利用になる」が出題されました。

大問二

松井孝典「われわれはどこへ行くのか?」より出題されました。

物理や宇宙科学の論説文ですが、内容はそう難しくはありませんでした。今までのB問題と出題形式も大きく変わらず、対策で点数が取れる内容です。

大問三


古文ではなく漢文が出題されました。しかし昨年(H30年度)のC問題において漢文が出題されていたので、十分に予想はできました。

内容も昨年のC問題を踏襲したようなもので、塾に通っている生徒であれば何度は低かったと考えられます。

大問四

佐久間淳一「はじめてみよう 言語学」より出題されました。
会話形式による日本語の違和感を議論する、という内容でした。こちらも難易度は高くありません。去年より低くなったように感じます。基本的に口語で話が進むため、文語に慣れない生徒たちも比較的対応しやすかったのではないでしょうか。

大問五

ピクトグラムを利用した案内用図記号の活用の注意点を述べる問題でした。
身近な問題という点からも書きやすい設題でした。

総評

国語B問題に関しては難易度が下がったかな~という印象です。C問題との差を意識したのでしょうか、B問題採択の上位校だと満点近く取れるような内容でした。しかし過去問からの流れを汲んでいるのは明確であり、過去問による対策が、いかに大切かがわかりました。変更点である慣用句、敬語表現はH32年度では、対策の必要がありますね。

2.国語(C問題)

大問一

竹内敏雄「芸術学からみた「書」」より出題されました。
内容をくみ取るとそう難しくはないですが、非常に読みづらいと感じるだろうな、という文章でした。とにかく熟語の連続なので、ゆっくりと紐解きながら読んでいく必要があります。設問自体は難易度は高くなく、いかに焦らずに取り組むかが求められる内容でした。

大問二

古文が出題されました。難易度は今までのものとほぼ同じレベルで特段高いというものではありませんでした。台詞一つ一つを整理しながら読んでいくと容易に理解が進みます。「沓冠」という言葉が答えとなりますが、沓冠の意味が分からなくても正答に導けるような出題形式でした。

大問三

・漢字は読みが3題(企てる、綻びる、吐露)と書きが3題(墓、組閣、照射)出題されました。難易度は以前より高くなっています。しっかりした対策が必要です。

・漢文の返り点の問題が出題されました。対策をしていれば特に難しくはありません。

・文法の問題が出題されました。連体詞の「ある」形容詞の「ない」が出題されました。問題自体は難しくありませんが、文法がしっかり出題されると、対策には時間がかかりそうです。

大問四

ピーター・バナード「羯諦羯諦波羅羯諦」より出題されました。
翻訳家によるエッセイですが、内容がそこまで難解ではありませんでした。設題から該当部分を考え、本文から抽出するという作業で解答可能です。国語の問題の解き慣れが必要だと感じました。

大問五

「遊びは文化の前にある」という前提のもとに「遊び」についての自分の考えを論じる条件付き小論文でした。作文慣れをしていないと難しいですが、入試までに作文を書く演習を繰り返していれば問題ない内容だったと思います。

総評

SNSなどで「今年のC問題はレベル高すぎ!」と言われていたので、どんなものかと思っていましたが、難易度的には昨年と大きく変わっていないように感じました。むしろ突然漢文が出題された昨年の方が難しかったように思います。

しかし難しいと感じた理由はなんとなくわかります。まず大問一の出題文が、非常に読み取りづらい内容だったということ、そして従来は比較的簡単だった漢字の設題の難易度が少しあがったこと、さらに文法の問題が出題されたことが原因でしょう。過去問なら比較的「楽にこなせた」箇所のレベルがあがったことや、単純な理解を求める問題が増えたことで、対策不足になり、明確に「解けなかった」ことがはっきりとした生徒が多かったのだと思います。

どちらにしても国語は対策が重要、特に時間をかけていろんな設題を解き、慣れておくことが最も大切だと感じさせられる内容でした。
塾に通っていない子どもはぜひ過去問集を購入し、時間をかけてすべてしっかり解くようにしましょう。さらに芳文社の対策問題集もありますので、そちらも十分に効果がでます。最近の予想問題集は実際のC問題よりレベルが高く設定されているようですし、ぜひ効果的に活用ください。

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