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勉強方法

H30年度入試直前!今から間に合う!?対策国語編

投稿日:

試験まであと1週間を切りましたね。
焦らず慌てず出来ることを行っていきましょう^^

生徒からよく「国語ってどうすればいいん!?」
と質問されます。
国語ほんまにわからへ~ん。
そう悩んでいる人が多いのかなと思います。

そこで、今からでも国語の試験対策をお伝えします。
あくまで最終的な手段というのを理解したうえで、
読んでいって下さいね。

国語は問題文をしっかり理解すべし!

国語の試験問題の本質は問題文です。
問題文をしっかり読まずに本文に移ってしまうと
本来獲得できる点数を逃してしまう結果となります。

例えばH29年度のB問題を見てみましょう。
大問一の4問目、

本文中のAで示した歌とBで示した歌について、本文中で筆者が述べている内容を
次のようにまとめた。( a )、( b )に入る内容を、それぞれ本文中のことばを使って書きなさい。
ただし( a )は三十字程度、 ( b )は三十五字程度で書くこと。
Aの歌では、ある日の夕暮れに( a )、Bの歌では、初めて( b )、それぞれの歌の中心
となっており
、この二つの歌では、自然と感動が密接に結びついている

これが問題内容の全文です。

マーカーを引いているところをよく見る必要があります。
マーカーを引いているところはすべて、答えを限定させるためのことばです。

「本文中のことばを使って」とありますから、
「本文中のことばを使って」は、本文の「ことば」を
使う必要があります。これは文章をそのまま使うのではなく、
「ことば」を使うので、どの「ことば」を使うのかという
選定作業をしなければなりません。

そして「ことば」を選定する基準となるのが、次のマーカー部です。
この問題では。( a )、( b )ともに問題の次が、助詞「が」となっています。
これは2つとも主語を探すこととなり、それにつながる述語は
「歌の中心となっており」となっています。

つまり、探すべき「ことば」のヒントとなるのは、歌の中心となっている、
そして自然と感動が結びついている、という「言葉」です。

このように問題文を読むことで、読むべきポイントを絞ることができます。

しかしポイントが分かったとしても、
こうした記述問題に答えることが苦手という人が多いようです。
私が指導の際によく言うのですが、
国語の回答は会話」なのです。

質問に対して、理解の中から答えてあげればよいのです。
しかし、その際に、いきなり三十字あるいは三十五字で答えることはできません
大切なのは、その問題の答えとなる「ことば」だけでを答えることです。

今回の問題では、歌の中心となっていることを答えるので、
まずはその部分に短い言葉で答えてあげてください。

( a )は春が来たことに感動したこと
( b)は小鳥を発見して感動したこととなります。
次にそれにつながることばを上につなぐのです。

国語では「どうすること」「なぜ」「どういうこと」「何」
などの質問がされますが、どの質問に対しても一つの「ことば」
で答えることが出来ます。

「感動すること」「メロスが約束を守ったから」「秋の風」
などなど一つのことばで答えてあげると答えやすくなります。

国語では、述語となることばが採点の大きな基準となる問題が
多いので、回答の書き出しから考えるのではなく、
結果としてどう答えるのか、という、答えの
結論となる部分から考えてあげると良いでしょう!

課題文はまずすべて読み切れ!

国語の問題の解き方として、大きな間違いは、
問題分→課題文と交互に読んでしまうことです。

定期テストの国語などは、こうした解き方でも
対応できたかもしれませんが、これは、
授業内ですでに課題文を理解しきっているからです。

入試では初見の文章ですので、まずは課題文をしっかり読んで理解しなければなりません。
問題文を読みつつ、途切れ途切れに読んでいても、内容は理解できません。
答えを探すだけの作業になりがちで、余計に時間がかかってしまいます。

定番の解き方ですが、

1.問題文を一通り読んで、問題の中心となるところにしるしをつけていく。
2.本文を一から最後まで読み、回答の根拠になりそうなところにしるしをつけていく。
3.もう一度問題文に戻り、理解した内容+回答の根拠になりそうなところをたどって回答していく

という手順で解いていくと、無駄なく時間を使うことができますよ。

残り15分!とにかく作文へ進め!

そしてここが最も大切!
ここを逃すと、不合格になってしまう危険性すらあるので、よく読んでください!
大阪府の公立入試問題の作文の配点は20点と非常に高くなっています。

そして設問は最後に出されるのがここ2年のパターンとなっているのですが、
最後の課題文を読んでいないと書けないような課題となっています。
先ほどの問題の解き方をしていると、とりあえず内容は理解できていると思うので、
時間が迫ってきたら、回答を切り上げて、作文に取り掛かるのがベストです。

最高でも8点や12点分の問題に時間を使うよりかは、
正解不正解ではなく内容で加点してもらえる作文に時間を使った方が
はるかに効率的です。

時間と点数配分を意識して効率的に解けるように常に意識しておきましょう!

まとめ
あまりこうした知識を与えるというのは、教育者という立場から
あまりふさわしくないと自覚しています。

しかし、こうした情報を得られないまま、志望している高校に
不合格になってしまう人がいるのは非常に不公平に感じます。

勉強としては正しくないのかもしれませんが、
対策としては正しいと言いきれるので、ぜひ参考にしてくださいね^^

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