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勉強方法

そろばん教室に通わせるべき?塾講師が伝えたいそろばん教室について。

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習い事の中でも今でもある程度の人気を誇るそろばん。

日本オリジナルの計算用具で、昔から使われていた、
さらに暗算能力も鍛えられると魅力たっぷりの習い事ですよね。

特に小学生の習い事として人気で、低学年から通わせて
検定合格を目指している生徒もたくさんいます。

そんな魅力たっぷりのそろばんですが、果たして通わせることに
デメリットはないのでしょうか。

そろばん教室に通わせたいと思っている保護者の方、
また、今現在通わせているという保護者の方に
今一度そろばんについて考えていただきたく思い、
記事にしてみました!

塾講師目線でみたそろばん教室とはどのようなものでしょうか。
通わせるべき?やめておくべき?そんな疑問に
すっきりとお答えしたいと思います。

1.そろばん教室に通わせるメリット

そろばん教室に通わせるメリットはずばり計算能力の向上です。
算数、そして数学という科目を勉強していくにあたって
とにかく基礎となるのが計算力です。

算数が苦手な子どもの多くが「計算がめんどくさい」と口にします。

算数・数学にとって計算とは、目的地にたどり着くための「徒歩」のようなもので
常にそばに寄り添い、乗り越えていかなければならない存在です。

たとえ難しい文章題を頭の中で解決できても、最終的に
乗り越えなければならないのは「計算」
なのです。

つまり算数・数学を科目として制覇していくため・点数を獲得していくためには
「計算」は必要不可欠
であり、それを鍛えられることは、
そろばん教室に通わせる大きなメリットである
と言えます。

次に、集中力を身に着けられるというメリットがあります。
そろばん教室では、そろばんの使い方の基礎を教われば、
あとは計算あるのみです。

与えられた計算をそろばんを使って解いていく、
「計算」という一つの行為を集中して行うことは
集中力の強化につながります

昨今の子どもたちは、集中力にかけると言われます。
私自身それは気のせいではなく、事実だと考えています。

テレビ・スマホ・ゲーム…有り余る娯楽に囲まれた今の暮らしでは
集中力を保つことも難しくなっているのだと思います

授業中ですらスマホのバイブレーション音が気になり
そわそわしてしまう生徒もいるのですから
娯楽から逃れ、何か一つに集中することは
非常に難しいと言えるでしょう。

そんな環境の中、そろばんという世界に入り込み
計算に没頭することで、自然と集中力を身に着けることができる環境を
与えてあげるのは、集中力の強化に大いに役立つでしょう。

「集中力を鍛える」そろばん教室に通わせる大きなメリットだと言えます。

しかし塾講師目線で言うと、そろばん教室に通わせることは
メリットだけではありません

子どもの学力向上のため…と考えている保護者の方は
ぜひデメリットを知っておいてください。

2.そろばん教室に通わせるデメリット

そろばん教室に通わせるデメリットはずばり「正答力の低下」です。
そろばん教室に通っている子どものほとんどは
自分の計算力に大きな自信を持っています。

特にフラッシュ暗算などを用いた大きなケタ数の暗算を
正解できるようになった時には、達成感とともに
大きな自信を持つことでしょう。

しかし算数・数学の世界では、実は暗算はそれほど必要ではありません。
特に中難易度の計算こそ暗算をせずに式をしっかりと書き、
正しい答えを導いていかなければなりません。

例えば、

320×4+220×5=

という問題があります。

極端な例になりますが、このような計算だと

1280+1100=

この式までしっかり作ってから答えを求めるべきなのです。

日本の学校教育では、テストの点数を取らなければ評価されません。
この現状に疑問はあるものの、現実としてそうなっています。

いくらそろばんで暗算ができたところで、テストで間違ってしまうと
なんの意味もないのです。

実はそろばん教室に通っている子どもにこうした計算ミスによる減点が
多い
という現状があります。

やはりそろばん教室に通っていたという自信からか、
計算式を細かくまとめずに、暗算に頼り切ってしまうところがあるのです。

私の勤めている塾でも、そろばん教室に通っている/通っていた生徒に
関しては少し注意しながら教えるようにしています。

式をまとめながら、確実に正答させていくことが
実力を高めていく正しい道だから
です。

もちろん本当に暗算が得意で、どんな計算でも
絶対に間違わない!という生徒もいます。

そういった生徒に関しては、講師側からも
あまり多くは言いません。

ただし、20問中20問正答できるような正確性を
身に着けていなければなりません。

算数・数学においては「式をしっかりと書き、確実に正答する」
ということが必要不可欠であるのにも関わらず、
そろばんで暗算に自信を身に着けてしまったあまりに、
式がいい加減になってしまい、誤答が増えてしまう。

これがそろばん教室に通わせるデメリットと言えます。

しかし、このデメリットは勉強のやり方次第では、
なくすことができます。

3.そろばん教室に通わせているメリットを120%発揮させるために

まず、そろばん教室に通わせることで、計算力・集中力を
しっかり身に着けることができるということは間違いありません。

もちろん前向きな姿勢をもってしっかり取り組めば、という
前提ですが、計算力・集中力は身に着きます。

そして集中力・計算力+正答力を身に着けるには、
算数・数学の計算問題をしっかりと解いていくしかありません。

そしてその際に意識することは途中式をしっかりと書いていくことです。
複雑な計算になればなるほど、途中式をしっかりと書いて、
式を頭の中で整理していくことが大切なのです。

(38×2+28÷4)-10=

という式であれば、

(76+7)-10=
83-10=73

という導き方ができていれば完璧です。

いきなり83-10=73まで頭で考えて、計算間違いを
してしまうというのが、そろばん教室に通っていた生徒に
ありがちな失敗です。

今までつけてきた自信が裏目に出てしまうのは、
子どもにとっても非常に良くありません。

今までそろばんをがんばってきたからこそ、
その成果を算数・数学でも発揮し、より大きな自信に
繋げることが望ましい
のです。

ですので、そろばん教室で習ったことを120%活かし、
結果を残して、自信にするためには、
計算を丁寧に、より簡単に行っていくことが望まれます。

保護者の方でも宿題の形跡やテスト形跡から、
途中式がどれだけ書けているかを確認することはできます。

そしてもし、意外に計算ミスが多ければ、
そうした事態が起こっていることが十分に考えられます。

ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

子どもをそろばん教室に通わせるべきか、という悩みについてですが、
私個人的に通わせても良いと思います。

特に子どもが自発的に通いたいようであれば、
積極的に通わせてみるべき
でしょう。

しかし、もしそろばん教室にいけば計算力が上がって算数が得意になる、
という考え方であれば、それは少し変える必要があります。

あくまでそろばん的な暗算か得意になるのであって、
その状態のまま計算に取り組むと、思わぬ失敗をするかもしれません。

そろばんで生かした計算力を算数・数学で活かすためには、
途中式をしっかりと書き、式を簡単に考えていくことが
大切だ
、ということを理解しておきましょう!



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