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塾選び

正しい塾の選び方Part4~学習塾と進学塾の違い~

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私が勤めている塾は10月~1月くらいが新規入塾のピークです。
おそらく来年度に向けて早めに入塾させておこうという
保護者様の考え方なのでしょう。

おそらく今でも入塾を考えている保護者様がたくさん
おられると思いますので、塾を選ぶ際に大切な選択肢、
学習塾か進学塾の違いについてお話していきます。

 

1.学習塾とは

学習塾とは「近隣の学校の授業進度に合わせて、
授業進行が決定するシステム」
の塾を指します。
さらに「教科書に準拠した内容」で授業が進められます。

学習塾にも3つのタイプがあります。
学校の授業より先に単元の授業を行う「予習式」
学校の授業より後に単元の授業を行う「復習式」
あるいは、単元の授業は学校に任せて、授業を行わず
問題演習だけを行う「演習式」と3つタイプに分かれます。

それぞれのメリット・デメリットをまとめておきます。

予習式のメリット
①学校より早く授業を行うことで、
学校の授業をより分かりやすく受けることができる。

②授業内容を理解しているため、
授業内での発言をしやすくなる。

予習式のデメリット
①学校での授業を理解している分、学校の授業に
集中しなくなる。さらに授業妨害を働く場合もある。
復習式のメリット
①学校の授業で分からなかったところを
塾の授業で回収できる。

②万が一学校の授業を欠席しても塾で補える。
復習式のデメリット
①学校の授業を全く聞いていない場合、
塾だけの授業では内容理解に足りない場合がある。
演習式のメリット
①学校の授業のみでおおまかな理解ができている場合は、
授業時間を演習に回せるため効率が良い。

演習式のデメリット
②学校の授業を理解できていない場合は、
もう一度説明し直さなければならないため効率が悪い

以上が各タイプのメリット・デメリットです。

 

2.学習塾のメリット・デメリット

学習塾自体のメリットは、
学校の教科書に準じた内容、さらに定期テストのための対策授業に
特化しているため、定期テストの点数に非常に反映しやすい

近年の大阪府の公立高校は内申点重視で合否を決めている傾向があります。
つまり定期テストの結果が良いと、内申点を確保しやすく、
内申点重視の公立高校に合格しやすくなります。

教科書内容に準じているので、授業内容は比較的理解しやすい。

学習塾の場合は、テキストがオリジナルの問題内容ではなく、
教科書に準拠している塾がほとんど
です。
学校の問題に準じていると、同じ問題に何度も挑戦するため、
勉強が苦手な子でも反復練習で理解していくことができま
す。

学習塾自体のデメリットは、
①問題内容がオリジナルでないため、教科書のレベル以上の
問題を解く機会が進学塾に比べて少ない

基本的に進度や問題内容の設定が教科書に準ずるので、
難関私立や難関公立合格圏内の難問の正答率は低くなります。
そこを内申点でカバーしようというのが学習塾の手法です。

しかし北野高校など最高難易度クラスの公立高校は、
内申点よりは当日の試験結果に重きをおきます
最難関レベルの問題を多く解いている進学塾に比べると
学習塾では少し遅れを取ると言わざるを得ません。

学校の進度に合わせて授業進行をしていくので、
学校より早く授業を終わらせ、入試問題への対策に割く時間を
多くするといった手法がとれない。

これも①とほとんど同義なのですが、やはり入試対策という点では、
一歩遅れを取らざるを得ません。

学習塾は内申点重視で高校入試に挑戦する場合は、
より強みを生かせるといったところでしょうか。

実際に、当日の試験結果を重視している高校は、
池田高校・豊中高校・春日丘高校・茨木高校・北野高校
寝屋川高校・四条畷高校・牧野高校・市岡高校・高津高校
夕陽丘高校・生野高校・富田林高校・天王寺高校・今宮高校
住吉高校・泉陽高校・三国丘高校・和泉高校・岸和田高校
佐野高校・鳳高校

これらの高校なので、参考にしてみてください。

 

3.進学塾とは

進学塾とは「塾独自の授業進行で勉強させる」第二の学校です。
学校の進度はほとんど関係なく、塾のペースで進んでいきます。
テキストも塾独自のものを用い、授業内容も塾オリジナルで行っています。

定期テスト対策はあるものの、テスト前に自習室などを
解放したり、ある程度の予備知識を与えるにとどまり、
学習塾に比べると弱いと言わざるを得ません。

しかし、進学実績を第一にしているため、模試対策に
特化しており、難関高校突破率は高い
と言えます。

 

4.進学塾のメリット・デメリット

進学塾のメリットは
学校の授業や教科書に準じないため、幅広い授業が可能というところでしょう

塾オリジナルの色を学習塾よりはっきりと出すことができます。
オリジナルの教材を用いることで幅広い授業が展開できることは
大きな強みであると言えます。

学校の授業や教科書に準じないため、授業進行を速くできる

学校の授業は全校生徒に合わせますので、各校によって
バラつきが出るものです。学習塾は基本的に一番速い中学校に
合わせますが、それでもやはり遅いときがあります。

それを気にせずどんどん先へ進めることは、入試対策を
早くに行えるということです。
難関校突破が第一という塾では、これ以上ないメリットと言えるでしょう。

進学塾のデメリットは
とにかく合格率重視のため、厳しい

進学塾の大義は合格難関校に合格させることです。
そのため、生徒に対してものすごく厳しい進学塾もたくさんあります。
罵声を浴びせ、恐怖から勉強への意欲を出させようという進学塾も
たくさんあるでしょう。
大義を果たすための手段ですので、同業者として理解はできますが、
子どもによっては負担と感じるときもあるでしょう。

授業進行が速すぎる
学校の授業進度でちょうどよいと感じる子どもにとっては
進学塾の授業のペースは非常に速いと言えます。
中学3年への進学時点で、すでに3年生の内容を
終えている場合がほとんどです。
そして1年をかけて入試問題に取り組んでいきます。

このペースは子どもにとっては
早すぎてついていけない場合があります。

さらにのびのびと学習するという点においては
“のびのび感”は皆無です。

学校の授業内容に準じないので、学校の授業をしっかりと
自分で理解していないと、定期テストの点数に結びつかない。

学校の定期テストは、理解すべき単元の問題だけが出題されるのではなく、
その単元に出てくる教科書ごとの熟語や本文内容も出題されます。
学習塾の場合はそのあたりに焦点をあててテスト対策をしますが、
進学塾がそのあたりに焦点を当てることは多くありません。

このことから、単元の一番重要な部分は100%理解できているのに、
定期テストの点数には結びつかず、内申点が確保できないという事態に
陥る場合があります。

以上が進学塾のメリット・デメリットです。

 

5.こんな子どもは学習塾へ

・学校の授業で理解が追い付いていない生徒
・自立学習が苦手
・定期テストの点数を伸ばしたい

 

6.こんな子どもは進学塾へ

・上昇志向で進学意欲が強い
・自立学習ができる
・宿題が苦ではない
・学校の授業では物足りない

 

まとめ

学習塾と進学塾の違い、ご理解いただけたでしょうか。
保護者にとっても子どもにとっても勉強の方法に関わる
とても大事なことですので、しっかり相談し、
子どもの成長や考えにあった塾を選んでくださいね!

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