さて、大阪府立高校入学試験まで
あと2週間を切っています。
残りの時間を大切に、有効に使っていきましょう。
今回は英語編です。
(1)長文対策 (2)リスニング対策 (3)英作文対策
(1)長文対策
長文対策はとにかく正確に日本語に変換することが大切です。
特に「下線部が指すものを明らかにしなさい」という問題は
正確に訳す力があれば、100%正解にできます。
例えばH28年度のB問題
A: Is it difficult to take care of sheep?
B: Yes, but I like to do it.
これはAが「羊の世話をすることは難しいですか。」に対して
Bが「はい、しかし私はそれをするのが好きです。」となります。
つまり答えは、「羊の世話をすること」となりますね。
このように日本語訳をある程度できれば、点数の上昇に直結します。
それでは、どうすれば英語を訳せるようになるのでしょうか。
①単語力をつける ②文法を理解する ③熟語を覚える
の3点ですが、今から始めていては受験には間に合いません。
ですので、今から何をすればいいのでしょうか。
今からできることは、とにかく問題の英文と解答の全訳を
照らし合わせることです。
ある程度訳す力がある人は、
時間の許す限り訳していってもいいですが、
ほとんど訳せないという人は英文と日本語訳を
一文ずつ音読していっても構いません。
そして訳せなかった単語はメモするか、
蛍光ペンでも引いて復習しやすくしておく。
その繰り返しです。
私自身、Reading能力を高めるために実践し、
効果が表れたなと思う勉強方法がこの多読・速読でした。
とにかく数を多くこなせば、英文のクセや傾向を
ある程度読み取れるようになってきます。
さらに多くの単語に触れることで、単語力の強化にも役立ちます。
単語帳も効果はありますが、単語を単語として覚えるよりは
文章の中の一つの言葉として覚えるほうが吸収効率は良いです。
ぜひとも、多読・速読に時間を費やし、長文対策をしておきましょう。
(2)リスニング対策
リスニング対策は正直聞く以外にはないでしょう。
ただし、その聞き方にポイントがあります。
私が生徒に実践させているリスニング対策は、
1.リスニング問題を聞いて回答(2回) 2.スクリプトを見ながら問題文を聞く(まだ答え合わせはしない)(1回) 3.答え合わせ 4.スクリプトの日/英を照らし合わせる 5.スクリプトを見ながら問題文を聞く(1回) 6.何も見ないで問題文を聞く(1回)
この順番で繰り返しリスニング問題をこなしていきます。
少なくとも1問の問題を5回は聞きます。
これくらい聞かないと、英語の発音に慣れることは出来ません。
特にスクリプトを見ながら聞くことは必ず行わなければ
リスニング問題の練習をしている意味がありません。
上記の手順を守って、問題を解き進めましょう。
(3)英作文対策
英作文は今からでもしっかり対策が間に合います。
しかし、私自身このやり方に関しては、
大いに賛成とは言えません。
しかし、どの塾もやっている…いわば「裏技」のようなものです。
とにかく志望校に合格したいという気持ちを
後押ししたい気持ち一心で執筆いたします。
これだけ覚えてそのまま生かそう!
1.自分の要求を伝える
I want ( 人 ) to ( 動詞 )
( 私は○○に○○をしてほしい )
相手に何かをしてほしい場合に使える表現です。
2.相手を誘う表現
If you are free, please come to ( 場所 ) at ( 時間 ).
(もしあなたが暇なら、○○時に○○へ来てください。)
大阪の公立の英作文では非常に多い、指定の日時に
友人を誘い出す文章で使える表現です。
そのまま覚えておいても良いでしょう。
3.わくわく感を出す表現
I'm looking forward to it.
( 私はそれを楽しみにしています。 )
英文の最後に加える一文として最適な言葉。
字数が足りなくなったらどうぞ。
例) Hello, Jean. I will play soccer next Sunday. 来週の日曜日にサッカーをします。 I want you to come and play with us. 私はあなたに来て、一緒にプレイしてほしい。 If you are free, please come to Midori park at 9 a.m. もし暇なら、9時に緑公園に来てください I'm looking forward to it. 楽しみにしています。( 32 words )
これだけ書くことができれば配点は期待できます。
(あくまでこのパターンの文章が出たときの場合ですが)
しかし、覚えておいて損はないでしょう.
さらに自分の意見を主張する英作文が出る場合を
ありますので、その場合に役立つ構文は
1.I think that ~
( 私は~だと思う )
2.It is ( 形容詞 ) for ( 人 ) to ( 動詞の原型 )
( ○○することは○○にとって○○だ )
3.To ( 動詞の原型 ) makes ( 人 ) ( 形容詞 )
( ○○することは○○を○○にさせる )
例えば「留学生にあげるお土産」について出題された場合。
例) I think sensu is the best. 私はセンスが一番良いと思います。 It is good for him to use when it's hot. 暑いときに使うと良いです。 To use sensu makes him cool. センスを使うことは彼を涼しくさせます。 So I chose it. だから私はそれを選んだ。 ( 26 words )
このあたりを書いておけば何とかなります。
ただし、あくまでその場しのぎです。
英語力と言えるほどの代物ではないので、
最後のあがきとして使ってみて下さい。
これらの勉強方法で、入試まで
しっかりと勉強して、良い結果を残してください!
応援しています!