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子どもが塾を辞めたいと言ったら。

更新日:

子どもが塾を辞めたいと言ったら…どうする?

塾を辞めたい
子どもからこの言葉を聞いたら
あなたならどうしますか?

素直に辞めさせますか?
根性がない!と続けさせますか?

子どもを塾に通わせている、
もしくは通わせていた親で
あれば多くの方が同じ経験したのでは
ないでしょうか。

今回は、子どもが塾を辞めたいといったときに
どうすればよいのかを塾講師目線で
お伝えしたいと思います。

1.まずは原因を聞きましょう

まず、子どもから原因を聞くことが第一です。
親御さんによっては塾の話を頑なに信じ、
退塾させないという考えの方もおられます。

しかし、まずは子どもの意見を聞かなければ
結果的に成績を下げることにつながりかねません。

退塾したいという気持ちを抱えたまま、
塾に通っていても、学力はあがりません。

私の働いている塾でも同様の問題はあります。
明らかに塾に来るのが嫌そうな生徒、
授業をしていても面倒くさそうにしている生徒、
このような生徒は伸びしろが限られてしまいます。

以上の理由から、塾側の意見を鵜呑みにすると
成績が下がりかねないと言えます。

まず、子どもの話を聞き、なぜ辞めたいのか
ということをしっかり聞き取りましょう。

塾講師との相性が悪い
クラブとの両立ができない
宿題が多すぎる
など様々な理由があると思います。

理由が聞ければさらに掘り下げて聞いてみてください。
子どもは万能ではありません。
個人差もさまざまです。

周りの子と比べてうちの子は…
などと考えていると、いつの間にか子どもは
親への信用を無くしてしまいます。

まずは子どもの意見を聞きましょう。
そして子どもの意見を信じるか、
塾の意見を信じるかはお母さん・お父さん次第
です。

しかし塾の意見というのは教育問題だけに
とどまらない場合があります。

塾講師の私だからこそわかる塾側の
考えをお話しします。

2.塾が退塾を引き留めるのは当たり前

塾は退塾を引き留めます。
これは間違いありません。

まず理解しておきたいのは、塾は教育機関で
あると同時に、利益追求団体です。
関西人の私から言わせると
「稼いでナンボ」の世界です。

生徒一人の月謝が20,000円だとしましょう。
これだけで年間240,000円の粗利です。
これに季節ごとの講習費用が合計100,000円、
教材費の売り上げが10,000円と考えれば、
生徒一人で年間350,000円の粗利となるのです。

雑費を差し引いても、年間約300,000円の売り上げとなる
生徒をそう簡単に辞めさせるわけがありません。

これが塾の難しいところ、
いわゆる「教育」を取るか「利益」を取るかです。
この問題に答えはありません。

利益追求団体である塾の利益追求を責めることは
筋違いだからです。
塾の判断として「頑なに辞めさせない」
は、当然の姿勢です。

しかし辞めさせない理由として、
「成績が下がる」や「お子様のためにならない」
「今まで支払った授業料がもったいない」
と言ってくるような塾は
これもまた筋違いだと言えます。

塾を経営しているのであれば、辞めたいと
言っている子どもの成績が上がりづらいこと
くらいはわかるはずです。

それを引き留めることは
教育機関としては間違いです。

ちなみに私の働いている塾は退塾の希望を
一切引き留めません。
退塾の希望があった際は、辞めた場合のメリットと
デメリットのみをお伝えします

今までのそのお子様の授業態度や、
苦手箇所を指摘し、次に選ぶ塾はどのような塾だと
適合するか、もしくはそのまま継続する場合は
どのような点を改善しなければならないのかを
お話しします。

その子どもにとって何が必要で何が不必要なのかを
明確に話したうえで、判断はお父さん・お母さんに
お任せしています。
決して「辞めないでください」とは言いません。

3.正しい判断は親にしかできない

塾に通わせていれば成績があがる
間違いです。

私は自分の仕事に誇りと自信を持ち
教鞭をとっていますが、
100人中100人の生徒の成績を
あげられるといえば、そう言い切ることはできません。
そう約束することは、あまりに無責任だからです。

つまり子どもによって合う塾、合わない塾が
ある
ということです。

合わない塾にいくら通わせても無意味です。
講師をたくさん雇っている塾であれば
講師変更という方法もあるのですが、
そういった大きい塾は教育システムを
会社で共有しているため、結局教え方に
偏りが生じ、同じ結果を生んでしまいます

ですので、塾が合っているのか、
合っていないのかは子どもの話を聞いて
親がしっかりと判断してあげるべきだと考えます。

他にクラブとの両立が出来ていない場合なども
クラブの事情を聞いたうえで判断してあげてください。
ブラック部活が絶えないのも事実です。
(ブラック記事についてはコチラを参照)
クラブと勉強のはざまで本当に大変な毎日を
送っている生徒もたくさん目にします。

もしかしたら親との期待やクラブからの期待と
勉強しなければならないという気持ちが
板挟みになって苦しんでいるかもしれないので、
しっかりと親が寄り添って話を聞いてあげてください。

まとめ

中学生は本当に大変な毎日を送っています。
勉強も簡単ではありません。
私が塾講師として常に感じていることです。

幼い精神と未熟な体力でその毎日を
過ごしているのを考えると、
やはり無理はさせられないな

考えることもあります。

甘い考えかもしれませんが、
子どもとはものすごく速いスピードで成長していきますが
ものすごく脆い部分もあります。

親がしっかり寄り添って
本当に辞めるべきなのか
本当につづけるべきなのか

を判断してあげてください。

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