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勉強方法

実力テストの点数が取れない理由。理由を知って対策を練ろう!

投稿日:

中学1・2年では年に一回程度
中学3年生だと年に五回程度行われる実力テストですが、
塾に通っていて、総合模試の対策もしているのに
なかなか点数に結びつかない…

と思っている人が多くいます。

私の塾にもそういった生徒はたくさんいます。
実はこれにはキチンとした理由があります。

そこで今回はなぜ実力テストの点数が取りづらいのか、
という点に注目して解説したいと思います。

1.実力テストとは

実力テストとは、学校独自に行われる総合テストで
中学1・2年生では9月、中学3年生では、
6月、9月、10月、11月、1月に行われます。
(細かい日程は学校によって異なります。

内容についても担当教諭が独自に作成するため、
基本的には学校の色が出やすいテスト
と言えます。
学校によっては範囲が指定されることすらあるようです。

2.実力テストを行う理由

中1・中2は夏休み後に行う場合が多く、
その場合は、いわゆる”課題テスト”の意味を持っています。

夏休みの宿題をキチンと理解しているかどうか
ということを確認するため
に行うのです。

これは成績に大きく反映しない場合が多いですが、
多少参考にされるということが多いようです。
学期末に成績をつける際、「4」と「5」で迷うな…
というような場合に、最後の決定打として実力テストの点数が
参考にされているのだと思います。

中学3年生になると、その意味合いも異なってきます。
中学3年生になると、高校入試に向けて、復習に取り組むべく
実力テストを実施します。
生徒ごとに総合的な勉強をした結果を図るものとして
テストを実施するのです。

内容も中1・中2を対象に行う実力テストより難しくなり、
入試を意識したような問題も出題されます。

成績には大きく反映されず、どちらかと言えば、
本当に実力を測るために実施されている
側面が強いようです。

それでは、なぜこれらのテストで点数が取れないのでしょうか。

3.実力テストで点数が取れない理由~中学1年の場合~

中1で実力テストの点数が取れないというのは、単に勉強不足ということが言えます。
社会や理科は1学期分しか進んでおらず、そこから出題されるので、
1学期の内容+夏休みの課題にしっかり取り組んでいれば、
点数はついてくる
はずです。

数学に関しても同様でしょう。
英語に関しては、内容はさほど難しくはないですが、
簡単な長文が出題されたりすると、まだ解きなれていないので
思いもよらぬミスをしてしまう可能性があります。

さらに曜日や月、家族など、英語の基本となる単語が
多く出題される傾向にある
ので、夏休みの間に
単語力を高めておかないと、文法をしっかり理解していても
点数を落としてしまう可能性があります。
文法的理解とともに、基礎力を高めることを
忘れないようにしておきましょう。

最も点数が取れないのが、国語ではないでしょうか。
国語に関しては、大きく2つのパートに分かれます。
文章題パート、漢字・熟語のパートです。

だいたい6:4くらいの比率で出題されます。
文章題は初めて見る文章を解答しなくてはならないので、
内容を理解できずに、点数が取れない、
漢字・熟語はしっかり勉強していないから取れない
という場合がほとんどです。

中学2年生に関しては、1年生分の勉強がまとめて
出題されるということ以外は1年生と変わりありません

ただし、1年間分の蓄積があるということは、
理科・社会といった暗記科目での積み重ねの対策が必要になります。

中学1・2年生の実力テストが取れない理由は、
①夏休みの課題から出題される場合は対策不足
②夏休みの課題から出題されない場合は理解不足

が原因になっています。

対策不足とは、定期テストと同じく、出る範囲がある程度絞られているのに
点数が取れない状態
を指します。
これは一番避けなくてはならない事態です。
範囲が指定されているのであれば、とにかく暗記できるところを繰り返し
解いて暗記していくことが大切
になります。

理科・社会は全体について言えますし、
英語であれば単語、連語、語形の変化
国語であれば、漢字・熟語・文法など
しっかり覚えて対策できるところを
しらみつぶしに覚えていくことで、
点数の底上げを期待できるでしょう。

②の範囲が決まっていない場合は、暗記箇所に頼ることができません。
理科・社会はどんな場合にせよ、コツコツと覚えていくことで
点数の底上げが期待できます
が、それ以外の教科では
その方法ではなかなか点数アップは期待できません。

数学・英語・国語で点数の底上げを成功させるには
徹底した復習が必要です。

理解できていなかった箇所を一つずつ拾い上げ、
理解度を深めていくのです。
夏休みの課題を用いながら行うことも可能ですが、
どうしても教えてくれる誰かが必要になります。

親でも兄弟でも塾の先生でも構いませんが、
”わからないところをしっかりと聞いて解決する”
ということを実践していくことで点数アップが期待できます。

ただし短い期間では、効果は期待できないので、
実力テストの点数を取るために、夏休みをしっかり使う
くらいの意識でないと点数は期待できないでしょう。

とにかく中1・中2は夏休みの課題にしっかり取り組むことで
点数を取ることは出来る
のです。

なかなか点数が伸びない人は、暗記問題を落としてはいないでしょうか。
取れる点数からしっかりとる、は勉強の鉄則です!
時間のかかる難しい問題より、簡単に学習でき、点数に結び付きやすい
暗記箇所をしっかりとこなすようにしていきましょう!

4.実力テストで点数が取れない理由~中3の場合~

中3は中1・中2とは様子が変わって、具体的な解決策を
掴めない限りは点数に結び付きません。
まずは教科ごとに、なぜ点数が伸びづらいかを説明しましょう。

国語
古文・詩・短歌・漢字・熟語・文法のパートで点数を落としている人が多いようです。
英語
文法の基礎ができていないと点数は伸びません。
基礎ができているにもかかわらず、点数が伸びない人は、
発音・熟語・書き換え問題で点数を落としている人が多くみられます。
数学
基本的な計算問題で点数を落としている人が多いようです。
大問3くらいまでの計算問題は落としてはなりません。
社会
資料やグラフを用いた読み取り問題が苦手な人が多いようです。
歴史では年代ごとの並び替えでの失点が目立ちます。
理科
勉強不足

上記が点数が取れない原因の中でも特に目立つものです。
それでは、それらの対策についてアドバイスしていきます。

国語は、まずは漢字・熟語・文法パートで点数を落とすと
目に見えて点数が低く
なります。
というのも、国語の文章題というのは、60点中60点取るのが
非常に難しいからです。
逆にあまり勉強していなくても、60点中40点程度であれば
取れてしまうのもまた国語
です。

文章題で50点をとれたとします。
しかし他のパートであまり点数を稼げず、40点中20点だったとします。
すると結局合計で70点になってしまうのです。

国語の文章題で満点をとるためには非常に精度の高い解説と
理解が必要
です。解き方のコツもいります。
まずはそれよりも、簡単に点数になる、漢字や熟語を覚えたり、
詩・短歌・古文や文法の基礎を復習したほうが
得点に結びつきやすい
と言えます。

英語に関しては、まず文法の基礎ができていることが
点数を取る前提
となります。
文法の基礎ができているかどうかは、
・単語の並び替えて英文を作る問題
・英作問題

で確認することができます。
このあたりで点数を落としている人は
時間をかけて英文法を理解していかなければなりません。

それをクリアできている人は、まずは熟語を
ひたすら暗記していく必要があります。

~で有名である:be famous for
~に興味がある:be interested in
などなどこうした熟語を一つでも多く覚えましょう。

それがクリアできれば書き換え問題です。
同じ内容を表す別の文章に書き換えるという問題ですね。
これも一部暗記の要素があるので、テストに備えて
問題を多く解いていくことが必要でしょう。

長文に関しては、上記内容がしっかりできてからでかまいません。
まずはできるところからしっかりやりましょう!

数学に関しては、計算問題でしっかり点数を取れているのであれば
応用問題にチャレンジしてもかまいません。
計算問題で点数を落としてしまっている人は、
練習の段階から計算は一問も落とさないという心がけで
行ってください。

応用問題は経験がモノをいうので、出来るだけ多くの
問題を解いていくことで試験当日に自分のできることが増えていきます。
分かる問題をたくさん解くより、分からない問題にたくさん挑戦し、
その解法をできるだけ多く手に入れて
ください。

社会に関しては、グラフ読み取り問題では、出てきたグラフを
正しく読み取る力が必要
となります。
これも経験を積めば、読み取る力が増していくので、
多くの問題に挑戦してください。
資料・グラフ問題に特化したテキストもありますので、利用してみてください。

歴史に関しては、まずは年表をしっかりとまとめることです。
歴史は語句を覚えても、その年代を掴んでいなければ意味がありません。
歴史の流れを掴むという意味でも、年表を今一度確認し、
歴史の流れをつかむようにしましょう。

歴史は大きく分けて、古代・中世・近世・近代・現代と区別します。
このうち、古代・中世・近世は歴史の流れが非常にわかりやすく展開されるので
一週間程度復習するだけでも結果に大きく影響します
まずは古代(旧石器~平安)中世(鎌倉~安土桃山)近世(江戸)
の流れを掴む勉強をしていきましょう!

もちろん一問一答形式で語句を一つずつ覚えていく努力
惜しまないようにしてください。

理科に関しても、まずは一問一答形式で語句をしっかり覚えること
そして理科の計算問題による失点が多く見受けられますが、
理科の計算問題は改めて理解すると意外とすんなり理解できるものが多くあります。
計算式は難しいという固定概念を捨て、新たに理解しようとしてみて下さい。

これらのように対策をしっかりと講じることで
点数の底上げは可能です。

どの科目に関しても言えることは、
簡単に取れるところからしっかりと点数を取る!
というところです。

実力テストの点数が取れない…という人の多くは、
この”取れるところ”の努力をせずに応用問題など
難しい問題ばかりに目が向きがち
です。

今一度冷静になり、点数に結び付けることができるところは
どこだ?と考えながらテスト対策をするようにしましょう。

まとめ

実力テストは確かに点数が伸びにくいものです。
しかし確かな対策をとることで、少しずつ点数を伸ばしていくことができます

大切なのは、テストの振り返りで、簡単な勉強でとれたはずであろうところを
あぶりだしてください。
そうすると、そのミスが次の実力テストの結果として生きてきます。

効果を実感するための勉強は”簡単なことから”です。
難しい問題ばかりを解くのではなく、
地道な努力を惜しまないようにしてくださいね!

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